12/16

8:00起床。寮の掃除をしなければならないので、借金玉氏の著書にあった「手が届かない距離に水をおいて這ってでも水を飲みに行く」を実践。なんとか無理やり体を起こすことに成功。目覚めが悪くて朝に弱い身としては、思い切りを持つ訓練にもなりそう。

 

朝練は最小限の発音練習にとどめて、ジョブズ読破を目指す。

午前中は新会社ネクストの立ち上げからピクサーへの出資まで。ピクサーの立役者ジョン・ラセターについて綴られた「ピクサー流 創造する力」はKindleで初めて購入した書籍で、ピクサー初期の成長過程にジョブズが不可欠だったことを事前に学んでいた(趣旨がずれるためか人格にはノータッチだった)。現在ではアップルと密接な関係にあり、ジョブズとは切っても離せない関係であることを再認識した。

ここでのアニメーション部門への投資は、先見性はもちろん「何を成したいか」の目的が双方ともはっきりしていたから実現したのだと思う。ジョブズは独立後に立ち上げた会社が不振で、金銭的な余裕などない(はず)な状況においてもピクサーへの出資を辞めなかったのは、CGアニメーションの未来はもちろんラセターが明確なビジョンを持ったアーティストだったからに他ならない。先を行く人たちは見えるビジョンも通ずるものがあるのかもしれない。

 

多分今日でようやく1を読み終わるので、読後に一旦まとめる予定。

 

読了。1はトイ・ストーリー公開まで。この作品には並々ならぬ思い入れが個人的にありまた、ようやくリアルタイムで経験した時系列の範囲なので結構感情移入しながら読んでしまった。

本書を読む際、テーマを「スティーブ・ジョブズの思考をコピーする」として読書に挑んだ。以前苫米地氏の著書に書かれた先を予測しながら読み、間違えるたびに補正していく方法で読み進めていったのだが…はじめの二日は思考の理解できなさに全然ページが進まず苦しめられた。自分の思考がいかに平々凡々であるかを痛感させられる。「だったらこう考えるかな?」と先読みして当たるまでに、本書のページ7割はかかってしまった。特にアップル創設からマッキントッシュ開発に着手する辺りは本当に理解に苦しんだ。

自分の持つ価値観では無理と感じ、観念して身近で最も考えが近いであろう人物と照らし合わせながら読む(もちろんあの人)。そこからは一気に快調に進み、予想も当たるようになる。流石にここまで無茶苦茶はされた経験がないものの、根本の部分は通ずるものを感じた。もしかするとアクセルの踏み込み具合程度の違いしかないのかもしれない。

ジョブズほど「偉大な功績を残した人物だが人格はその限りでない」とイメージが通っている偉人もそういないのではないか。たいてい偉人のイメージと実際は剥離しがちだが、ジョブズの場合所々予想以上にぶっ飛んでいると思いながらも概ねこのくらいだろうとイメージしていた範囲とずれることはなかった(それでも具体的にどう考えるかが読めない辺りが恐ろしい)。明日からは2に入るので、1の内容をさっとおさらいして臨みたい。

 

1:00就寝予定。

・1冊読むのに4日もかけてしまった。これでも後半2日間はハイペースに読めており、そうでなければ1週間はかかる見通しだった。

・思考を理解し読み解く訓練としてはかなりやりごたえがある題材。2はどのくらいで読めるかな。

・別件で進める予定のプロジェクトの種まき中。過去の財産の切り崩しだが、ウェブ上で出すのは初なのでそれなりに反響があってありがたい。